太陽光発電所 |
電圧上昇抑制の発生事例 |
おひさま発電モニター |
事例1
- 上の画像はパワコン毎に1分毎に測定した1時間分の隔監視のグラフです
- あるパワコンが短時間で発電量の上昇、下降を繰り返す
- 症状はパワコンメーカー毎に異なるのではないかと思います
事例2
- 上の画像はパワコン毎に1分毎に測定した1時間分の隔監視のグラフです
- あるパワコンが短時間で発電量の上昇、下降を繰り返す
- 症状はパワコンメーカー毎に異なるのではないかと思います
発生原因
- 電力会社の電圧がパワコンの電圧より高い場合、送電できません、この時パワコンは電圧をもっと上げて送電しようとしますがそれも限度があります、その限度が電圧上昇抑制の整定値です
- 近隣に太陽光発電所が多くあり、晴天の稼ぎ時に各発電所が一斉に発電すると電力会社の電圧が上がってしまいます、この時電圧上昇抑制が発生します
- 上の症状の様に1台〜数台のパワコンに発生し、短時間で復帰します、パワコン毎に発電量を監視していないと気付かない場合も多いと思います
- 電圧上昇抑制は一番の稼ぎ時に発生し、気付き難い、温度上昇抑制と共に、注意すべき異常です
修理
- 電力会社がパワコン毎に電圧上昇抑制の整定値を指示しているはずですので、電力会社に現状を連絡して、整定値を変更を許可してもらい、修正する必要があります
- あるいは電力会社が(柱上トランスのタップを変更し)、電圧を下げてくれる場合もあります、この場合はパワコンの電圧上昇抑制の整定値を変更しないで解決できます
- 電力会社への説明とする為におひさま発電モニターで仮ID、仮パスワードで公開する事も可能ですのでご相談下さい
低圧連携の電圧上昇抑制の整定値について
- 電力会社に連携申請する時、単線結線図が必要です
- 単線結線図の各パワコンまでの電線の太さと長さと種類により電圧降下の値が計算されます
- 電力会社の最大電圧(例107V)に電圧降下分を加算し、電力会社からパワコン毎に整定値の指示(仮契約書に記載)があります
- 例えば近い所のパワコンは108V、遠いパワコンは109.5Vとかパワコン毎に指示されています
- まずは、電力会社からの指示通りに整定値が設定されているか確認する必要があります、確かオムロンは工場出荷時の電圧上昇抑制の整定値は108Vであったと思います
- 単線結線図の通りに施工されていない場合(単線結線図より細い配線、遠回りして配線してある等)は電圧上昇抑制が発生する原因になります